日本スポーツ芸術協会とは

「日本スポーツ芸術協会」は「スポーツに関する芸術文化活動を通じてスポーツの発展に寄与すること」を目的として活動している団体です。陸上、水泳、サッカーといった競技団体と同様に、(公財)日本スポーツ協会、(公財)日本オリンピック委員会に加盟しております。
 当協会は1931年に設立された「大日本体育芸術協会」がその前身で、戦前のオリンピック大会で実施されていた「芸術競技」に参加しました。戦後1954年より現在の「日本スポーツ芸術協会」となり、オリンピックにおいては国際オリンピック委員会(IOC)、アジア競技大会においてはアジアオリンピック評議会(OCA)、国民スポーツ大会においては日本スポーツ協会が、開催地に義務づけている文化芸術プログラムに参加しています。

スポーツ芸術とは

スポーツをモチーフにした芸術である「スポーツ芸術」は、紀元前776年に始まった古代オリンピックに見ることができます。
神を讃えるという信仰的要素が強い古代オリンピックでは、スポーツは強く美しい肉体で神を表現することであり、芸術も同様に神を表現する手段でした。力と美が美徳とされた当時において、芸術家はこぞってオリンピックに参加し、美を競った。彫刻家は躍動感あふれる肉体美を、勝利の像として表現した。詩人も音楽家も勝利を讃える詩や曲を発表しました。
その後、遥かな時を経て、19世紀のオリンピア競技祭においても「スポーツ芸術」は、「芸術展示」として披露されました。
スポーツの躍動美、肉体美が、芸術として表現された瞬間、「スポーツ芸術」が開花したのです。



古代彫像「若い競技者像」


古代オリンピックにおいては、競技者は一糸まとわぬ全裸で競技を行った。その際、皮膚を保護するなどの目的で、全身にオリーブ油を塗っていた。また競技場は女人禁制でした。
(秩父宮記念スポーツ博物館)

オリンピックと日本スポーツ芸術協会

オリンピックでは1912年第5回ストックホルム大会から1948年第14回ロンドン大会まで、絵画や彫刻、音楽、文学、建築などの芸術が競技として競われ、それぞれ金銀銅のメダルを授与されていました。
日本も1936年第11回ベルリン大会で銅メダルを2つ獲得しています。
しかし、作品の輸送の難しさや客観的審査が困難であるなどの理由からオリンピックの芸術競技は廃止され、1952年第15回ヘルシンキ大会からは芸術展示となり、演劇、コンサート、絵画展など、開催地ごとに特色のある文化的なプログラムが行われるようになりました。

1964年の東京オリンピックで日本スポーツ芸術協会は組織委員会が行う芸術展示に全面協力しました。
展示は「日本の芸術のみに限定する」「スポーツに関係するものに限定しない」という方針で、古美術や浮世絵をはじめ、横山大観、前田青邨などの日本画、青木繁、岸田劉生などの油絵に加え、歌舞伎、人形浄瑠璃、雅楽、能楽などが披露されました。
この芸術展示を通して、当時来日した多くの外国人に日本のすぐれた伝統的芸術文化を伝えることができたのです。


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